日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

出産の立会い

http://woman.mynavi.jp/kosodate/uploads/article/image/974/card_181215744.jpg

 

出産の、夫の立会いについてどう思いますか。

 

ちなみに私は子供が2人で、どちらの時も立会いました。

結果的には立ち会って良かったと思っています。

しかし、みんながみんな立ち会ってよかったと思うわけではありません。後悔している人もいます。

 

出産に先立ってどんなケースが考えられるか整理して考えてみます。

 

ケース1

出産に立ち会いたくない夫と、出産に立ち会ってほしくない妻。

このケースは平和です。立ち会いなしの一択ですね。

 

ケース2

出産に立ち会いたくない夫と、出産に立ち会ってほしい妻。

この場合は意見が食い違っているので問題です。

しかし、若干立ち会ったほうが良いという意見よりになりそうです。

なぜなら、出産でもっとも頑張るのは妻なので、その意見の方を尊重すべきだとなることが予想されるからです。

 

ケース3

出産に立ち会いたい(もしくは立ち会っても構わない)夫と、出産に立ち会ってほしくない妻。

この場合もケースと2と同様に食い違っていて、これまた同じ理由で妻の意見を聞いたほうが良いとなりそうですね。

 

ケース4

出産に立ち会いたい夫と、出産に立ち会ってほしい妻。

これはケース1と同じ平和的解決ができそうで、つまり立ち会えば良い。

 

と、こういう4パターンはわざわざ列挙するまでもありませんよね。

しかし、実はもう一つ別の要素が絡んできます。

 

冒頭に書いたように、夫は出産に立ち会ってみんなが良かったと思っているわけではありません。

良かったと思えなかった人の中には、ケース3、つまりそもそもから立ち会いたくなかったけれども、妻の意見を尊重して、という人がいるでしょう。これはある意味予想できる結果です。

 

しかし、出産立会いで後悔している人はそのケースだけではありません。

初めての出産立ち会いの場合ですが、別に立会いは全然嫌じゃなく、むしろ妻のそばにいたいという気持ちだった、、、にもかかわらず、出産のあまりの非日常的な光景に強い衝撃を受けてしまったという人、結構いるでしょう。

そういった人の中には、その後妻を女性として見られなくなったという人もいます。

 

これは、本人の意識ではどうしようもないことで、ある種のトラウマ的なものです。

初めてなので、周りの人はもちろん、自身がそうなることすら予想できる人はいません。

 

この要素を上記のケース4つに絡めると、ケース3とケース4の選ぶべき選択は少し変化します。

 

まとめると、4つのケースどれであっても、つまり夫が立ち会いを望んでいるケース3や4の場合であっても、夫のトラウマ発生可能性は残るので、全体としては立ち会わないほうが良い、という方に傾きます。

 

これはもしかしてとても男性的な意見なのかもしれませんが、女性が夫の立ち会いの有無でトラウマ的な何かを発生させたというのは聞いたことがありません。

「立ち会ってほしかったなー」みたいな愚痴を後々まで言われることはあるでしょうが、上記した男性の出産立ち会いによるトラウマとは性質が全く異なるでしょう。

 

出産時の立ち会いを一切禁止にしている産婦人科もありますが、その理由の一つにはこういうこともあるのかもしれません。

 

出産は多くの夫婦が経験することで珍しいことではありませんが、実際に立ち会えば確かに想像を絶する現場だということも認識します。

そしてそれはもちろん命が生まれる場所でもあるわけです。

 

だからこそ、出産立ち会いは夫婦で事前に真剣に話し合うことが大切だと思います。

それを機に夫が妻を女性として見られなくなる、ということを望んでいる夫婦はまずいないでしょうからね。

 

 

famo-seca.hatenablog.com

 

 

famo-seca.hatenablog.com