日本の音楽産業が欧米に乗り遅れた理由 音楽プロデューサー・亀田誠治氏が語るサブスクリプション配信の価値 - ログミーBiz
変化が苦手なのは、日本の特徴の一つだと思います。
テクノロジーが時代を引っ張っていく時代に、この特徴は相当に足かせになっちゃいますね。
記事中にある、いわゆる既得権益を守ろうとしている人達がサブスク普及を遅らせた、という分析は正しいと思いますが、既得権益を守ろうとする人は日本以外にもたくさんいると思います。
日本はそれに加え、変化が苦手だから、世間が「変わらないこと」を許したのだと思います。たとえそれが既得権益を守る行為につながったとしても、です。
でもですね、、、もうそろそろ気づいたほうが良いですよ。
世の中は、便利な方にしか流れません。
音楽だけでなく、決済だってやっと変わってきました。
でも、考えてみればSuicaはもっと前からありましたよね?
ちゃんと券売機があって、現金で切符を買えるのに、もうみんなSuicaです。
それは一重に、便利だからですよね。
交通に関しては便利だからSuica、でも店での買い物は現金じゃないと不安、、、よくわかりませんね、、
変化が苦手な理由は、失敗を悪と思っているからだと思います。
失敗は嬉しいものではなくても、悪ではありませんよね。
取り返しがつかないことでなければ、いろいろ試してみて、だめなら戻れば良い。
音楽のサブスクだって、キャッシュレス決済だって、一度ガーンと普及させてみて、だめなら戻ってこればよいわけです。
うまくいったらラッキーくらいの気持ちで。
1億人以上が住むこの国で、全員が納得するようなやりかたやサービスはありませんよね?
だったら、うまくいくかもしれないことに挑戦してみる、といった考え方が広まってほしいと思います。
そういった意味では、今やってるキャッシュレス還元だって一つのトライアルです。
音楽は民間主導なので、もっと柔軟にできたはずなのに、音楽業界は失敗しましたね。
そのツケが今まわってきてます。
音楽が今後消えることは考えられません。
でも、音楽ビジネスのあり方は変わらざるを得ない。
それは落胆することではなく、音楽以外の業界でも必然です。
変わらずやることを美徳とするビジネスは、時間の問題で崩壊すると断言します。
さあ、音楽ビジネスはどうなっていくんでしょうかね。
音楽ファンは、のんきに音楽を聞いているだけでよいから、高みの見物です。
私は音楽業界の人間なので・・・ちょいと大変です