Windowsにmac OSを入れる方法としてハッキントッシュというものがあります。
詳しい説明は省きますが、これにはCloverというプログラムを使います。
これは、Windowsコンピュータをソフト上でmacだと誤認識させることにより、「コンピュータが対応してないよ」という警告を回避して、インストール可能にするというものです。
原理的にこんな感じなので、古すぎるmacに新しいmacOSをインストールしたいけど、コンピュータが古すぎて非対応、という場合にも応用できます。
つまり、「最近のコンピュータだよ」という風にソフトで騙すわけですね。
mac pro 2008はSierra非対応ですが、この方法を使ってインストールしようと思い、実際やってみました。
概ねうまくいったのですが、Wifiが使えなかったり、起動や終了が不安定だったりします。
ということで、やっぱりこの方法はやめて、もとに戻そうとしました。
つまり、ディスクをフォーマットして古いOSをクリーンインストールするのです。
しかし、これだけではCloverは消えません。
なぜなら、Cloverは起動ディスクとは別のパーティションに存在するからです。
ハッキントッシュとして使う場合はつまり、起動をこちらのパーティションからするように設定するわけです。
だから、いくら通常の起動ディスクを消去しても、Cloverのパーティション(EFIディスク)は残ります。
これは気持ち悪いですよね。
第一、Cloverのインターフェイスは、テーマをいくつか試しましたが、どれもイケてない。
さて、こういう場合はコマンドを使うしかありません。
ここで詳しくコマンドを書くのが普通でしょうが、それはより詳しい人に任せたほうがよいと思うので、割愛します。
MacOS diskutilコマンドを使ってGUIのディスクユーティリティでは見えないボリュームを削除する - Qiita
同じやり方で私もパーティション(ボリューム)の削除をして、本当の意味でのフォーマットに成功しました。
とりあえずやってみよう、的にCloverを使った人は、入れるのは易し、抜くのは難しなので、要注意を。