今から約20年前、私はビリヤードと出会い、その面白さにどっぷりと浸かりました。
ビリヤードの球の動きは、「基本的には」物理法則にかなっています。
ただ、なんといっても球体なので、1mmの違いがミスショットにつながる。
トビや見越し、スロウなど、最終的にはキューやラシャなどのコンディションによる不確定要素が無視できない、というところが面白い。
私は性格上、「ずっとやっていればいずれうまくなるよ」という、闇雲に経験を蓄積する訓練があまり好きではありません。
経験を積めばうまくなること自体は真実ではありますが、よくわからないままずっと続ける意志が維持できないんです。
だから、なんでこうなるのか、というのを知りたい。
20年前ずっとそう思っていました。
物理現象通りになるものは良いんです。
でも、ひねりを加えたときなんかは、その不確定要素が多くなる。
それがどのように手球や的球に影響するのか。
結果から推測するしかありませんでした。
いまは、こんな動画があります。
トッププロの視点やキューの動きを見られるんです。
こんなの、当時では考えられない。
トッププロの試合は見たことありますが、こんな距離でなんか絶対見られない。
それから、こういうの。
ビリヤード屋さんの店員さんにひねりを最初に習ったとき、軸ずらしの方法を習いました(といっても、当時はいくつかの方法があるということすら知りませんでしたけど)。
ただ、プロの試合をみてもずらしているように見えなくて、どうなってるんだろうと思っていたんですよね。
この動画がアップされたのは4/30ですが、20年の時を経てやっと解決しました。
直接お会いしてお礼を言いたいくらいです。
ビリヤードって、他のスポーツ(スポーツです!)ほどプレイヤーが多くない、つまりちょっとマイナースポーツ(スポーツです!!)なんで、質問する相手も限られます。
書籍も読み漁りましたが、肝心のところが書いてなくて、著者にメールで質問までしてました。
返信はありませんでしたが、、、
当時はこういう動画どころか、スマホもない時代なので、自分のフォームを動画で確認することすらできませんでした。
武井壮さんが言っているように、自分の体は、自分が思っているようには意外と動いていない。
それは、動画で確認すると、より合点がいきます。
本当に羨ましいですね。良い時代です。
またビリヤード熱が、、、