お金が嫌いな人には会ったことがありません。
お金と無関係で生きている人はいません。
お金はとにかく人生の中で重要度の高いものです。
だから、いつの世にもお金関係を説明している本やサイトはたくさんあります。
大富豪になりたいという人から、今よりももうちょっと裕福になりたいな、という人まで様々です。
でも、本を読むのも苦手だし、サイトをみても専門用語ばっかりでチンプンカン。
結局お金の勉強は投げ出しちゃった、という人もいるでしょう。
でも、考えてみてください。
繰り返しますが、みんなお金が好きで、お金が必要で、という中で、でもそれに関しては無知、というのは危険でしょ?
危険は言いすぎかもしれませんが、損する可能性大。
じゃあ、どうやって勉強したら良いか。
私のオススメは、給料明細と源泉徴収票をちゃんと見る、です。
なぜこの方法がおすすめなのか。
それは、自分にダイレクトに関わっているからです。
経済学の本を読むと、円高円安と輸出入の関係あたりから始まることが多いんですが、輸出入のことってダイレクトに自分に関わってないでしょう?
給料明細や源泉徴収票はその点、自分がもらったお金、払ったお金(天引き)が書いてあります。
アルバイトが時給1000円で月に100時間働いたら、月収10万のはずです。
ところが実際に振り込まれる金額(いわゆる「手取り」)はそれより少ないことが多い。
これは給料をごまかされているのではなく、ちゃんとした名目で天引きされているわけですね。
これがまかない代とかだったら理解しやすい。
でも「源泉徴収」「社会保険料」とか出てきただけで、???となるわけです。
結果、「ようわからんけど、なんか引かれてる、まあそんなもんなんでしょう」で終わる。
でも、当たり前ですが給料明細も源泉徴収票も、非常にわかりにくいとはいえ、一般人が見るためのものです。
専門知識がないと理解できないものではありません。
給料明細は会社によって違いますが、源泉徴収票は同じ。
そしてその中には年収や所得税、扶養関係のことがすべて載っています。
どこかの誰かの話ではありません。
あなたのお金の動きなんです。
リアリティーあるでしょ?
年収、控除、経費、所得、課税所得、扶養、、、
源泉徴収票だけでもこれらの用語が出てきます。
給料明細にはさらに社会保険料控除のことも載っているはずです。
給料明細と源泉徴収票。
ここにかかれてある数字の意味と計算方法が理解できたら、それはかなり税金リテラシーが上がったと思って良いと思います。
といって、ペラペラの紙1枚なので、大した分量ではありません。
◆
フリーランスは年度末に確定申告をします。
このときにある程度お金の勉強をせざるを得ないので、結構詳しい人もいます。
一方サラリーマンやOLは会社が確定申告を代行してくれて、当人がやるのは年末調整くらいなので、自分がどんな税金や保険料をいくらはらっているのか全然しらない、というひとも多い。
それに追い打ちをかけるのがこの源泉徴収票で、とにかく見にくい。
確定申告表だって見にくいですけど、これよりは随分ましです。
これだけ見にくくしているのは、みんなが理解しちゃうと課税しにくくなるから、とおもっているのではと勘ぐってしまいますよ。
何度も繰り返します。
お金は大事。
お金のことを一人でも多くの国民が理解することは、国全体としては良いことではないでしょうか?