私は、今日が日本にとって最も重要な日だと思っています。
終戦から75年が過ぎました。
その当時10歳だった子が、今85歳という計算になります。
私には8歳の娘と5歳の娘がいますが、このくらいの年齢でもちゃんといろんなことを考えているし、感じ取っています。
だから、当時10歳くらいだった方は、今でも75年前のこの日をちゃんと覚えているでしょう。
私たちは、あの戦争から何かを学んだのでしょうか。
平和の尊さ、核兵器の恐ろしさ。
平穏の愛おしさ。
昨日と同じ今日が明日もやってくることは、つまらない毎日なんかではなく、素晴らしいことです。
75年前に焼け野原になった日本は、その後凄まじい発展を遂げ、経済大国とまで呼ばれるようになりました。
今現在も、GDPでは世界3位です。
しかし、その発展によって得た成功体験が、成熟期に入っている現在においてはじゃまになることもあります。
老害、というあまりよくない言葉が蔓延るのは、これまで生きていた時代と、これから迎える時代があまりにも違うからです。
私達は、これまで生きてきた人たちに対して感謝しつつ、変化していかなければならない、と思います。
8/15に終戦したことを最後まで認めなかった当時の一部の軍人は、変化を受け入れられずに自決した人までいました。
生き残ったのは、私達が想像もできないくらいの変化を受け入れた人たちです。
時代によっては、変化を受け入れるかどうかが、生死の境にすらなります。
今から20年後、日本は、世界はどうなっているのでしょうか。
それはどれだけ優秀な人にも予想できないことです。
ただ、変化していく、ということだけはどうやら確実なようです。
75年前の8/15、史上最大の変化を受け入れたこの国ならば、75年間で得た成功体験で変化しにくくなっていたとしても、それを超えて変化できるはず。
私はそう信じています。