ちゃんと管理している限り、実はギターの弦って「ほとんど」緩めなくてもいいんじゃね?という考察|サウンドハウス
筆者が書いているように、この議論はずーっと昔からある割に、いまだ解決していません。
ギターってどうしても個体差があるので、実験得られたデータの差が、個体差なのか保管方法による差なのかがわからないのです。
とりあえず楽器業界、音楽業界、ライブハウス業界に通算20年くらい身を置いている私の考えでは、緩めない、です。
これも筆者が書いているように、確かに保管方法にもよります。
今後しばらく(半年とか)弾かないのでケースに入れてしまっておこう、という場合などは緩めます。
ただ、その場合もほんの少しです。
もっとも良くないと思うのは、完全に緩めきってしまうというもの。
木は、負荷をまったくかけていないほうが曲がりやすくなります。
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記事の中で保管方法に触れてありますが、
逆にお勧めできないのは、グリップ側からネックを支えるタイプのスタンドや、ケースに入れっぱなしにする方法です。
ここだけは、よく理解できません。
ケース入れっぱなしはわかりますが、グリップ側でネックを支えるタイプは、その前に筆者がおすすめしている壁掛けと負荷のかかり方は似ています。
ギター本体をネックヘッドとネックのジョイント部分で支えることにより、ギター本体の重みでネックが真っ直ぐになろうとする力を利用する、というもの。
もっとも一般的なギタースタンドは
おそらくこれですが、これだと下で支えているので、上述したような効果は得られません。
また、それ以外にも、下で支えている分だけ転倒しやすい、というデメリットもあります。
壁掛けが最強に異論はありませんが、住宅事情で壁掛けが無理な人は、ネックでグリップするタイプがよいのでは、というのが私の意見です。
ちなみに私のギターはすべてネックでグリップするスタンドに置いていますが、ギターの状態は良いですよ。
あくまで私の場合と私の意見ですので、参考までに。
でもやっぱり最強の保管方法は、できるだけ多く弾く、ですね。
できるだけ多く弾こうとすると、その都度チューニングがどうしても面倒になるので、結局緩めない方がよい、という間接的な理由もあります。
どうなんでしょうかね?