日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

ギターを弾いたあと、弦を緩めるかどうか

ギターを弾き終わったあと、弦を緩めておく。

 

これ、やっている人いますか?

私は、今から20年以上前に楽器屋で働き、それからギターの保管方法の賛否もいろいろ聞いてきました。

 

その中で、弦を緩めるかどうか問題は、いまだに解決していないように思います。

 

私の場合は、まったく緩めません。

理由は、面倒だからです。

 

これは、ギターを長持ちさせるという側面では意味を成さないので、改めて考えてみます。

 

まず、感覚的に「ずっと張っておくとギターに悪そう」というのは、はっきり言って間違いです。

ギターは、同じ形状を保ち続けるのがベストです。

しかし、

同じ形状を保つ=全く圧力がかかっていない

というわけではありません。

 

ただし、レギュラーチューニングの場合は、おおよそ70kgくらいの張力がかかっているそうで、それも確かに過大圧力です。

 

結果、少しだけ緩める、くらいが良いのでは、となります。

 

では現実的に、少しだけ緩めるのと、全く緩めないのでは、どのくらい違うのか。

私の経験上は、個体差による、というところです。

 

特に、私も含め毎日のように弾く人は、少し緩めることによって長持ちさせることよりも、張りっぱなしで面倒さを排除するほうがメリットが大きい。

(ギターを長持ちさせる最高の方法は、毎日弾く、です)

 

ちなみに、私のギターは弦交換時以外に緩めたことがほとんどありませんが、ネック状態はまったく問題ありません。

ロッドもまわしたことがありません。

 

私も楽器屋出身なので、ネックの反りは見れると自負していますが、反っていません。

念の為、信頼のおけるギター修理屋さんにみてもらったこともありますが、やはり反っていないそうです。

 

でも、繰り返しますが、これは個体差があると思います。

たまたまネックが反りにくいギターだった可能性がある、ということです。

 

だから、メンテナンスに持ち込むたびにネックが反っている、といった人は、少しだけ緩めたほうが良いでしょうね。

 

 

弾いたあと弦を緩めるか。

答えは、ギターによる、です。

そして、緩める場合でも、少しだけ、が正解です。