今回は、プラグインインストゥルメントの中でも有名なKOMPLETEについて説明します
目次
いろんな楽器に対応しているKOMPLETE
プラグインインストゥルメントは、前にも説明したとおり、楽器の役割をします。
MIDI信号を受けてプラグインインストゥルメントが音を出す。
こうなると、どんな楽器でもなるプラグインインストゥルメントがあれば良いな、という発想は自然ですよね。
で、マルチ音源というカテゴリができました。
一つのプラグインインストゥルメントで多くの楽器の音が出せます。
その中でも特に有名なのがKOMPLETEです。
グレードがいくつかあり、それはどのくらい多くの楽器が収録されているか、という違いです。
このプラグインインストゥルメントは、他のプラグインインストゥルメントとはちょっと考え方が違います。
プラグインインストゥルメントの中にさらにソフトを起ち上げる??
通常のプラグインインストゥルメントは、起ち上げたらあとは音色を選んだり調整したりするだけです。
一方、KOMPLETEの場合まずKONTAKTというプラグインインストゥルメントが起動しますが、その中にさらに音源を取り込んでいく感じです。
最終的に取り込める音源の数によってKOMPLETEのグレードが決まるわけですね。
イメージとしては、Windowsパソコン、WindowsOS、MS Office、WordやExcelというのに似ています。
- Windowsパソコン:DAWソフト(Cubaseなど)
- WindowsOS:KONTAKT(プラグインインストゥルメント)
- MS Office:KOMPLETE SELECT/ULTIMATEなど(グレード)
- WordやExcel:KONTAKT対応音源(楽器)
ハードかソフトかという意味ではなく、枠組みの話です。
4のKONTAKT対応音源は、KOMOLETEのメーカーであるNative Instrumentsが作っていますが、サードパーティー製のものもあります。
そして、対応音源がパッケージ販売もされており、そのパッケージに入っている音源数によってグレードが決まるということです。
Bundles : Komplete 13 : 比較する | Komplete
当然、最上位バージョンは全部入りです。
音源の単体売りもありますが、パッケージで買ったほうが圧倒的に安いですね。
あとがき
マルチ音源としてKOMPLETEは必須と言っても良いくらい普及しています。
実際の使い方は、詳しく説明しているサイトがたくさんあるので、調べてみてください。
ここではあえて、概念を説明してみました。
KOPLETEも含め、このプラグインインストゥルメントはマルチティンバーという機能が搭載されています。
次回はこれについて説明します。