今回は、マルチティンバーについて説明します
目次
一つのプラグインインストゥルメントで複数の音を出すとき・・・
前回説明したKOMPLETE、その他たくさんの楽器の音が出せる、いわゆるマルチ音源。
やっぱりたくさんの楽器が出るので、ドラムもベースもピアノもオルガンも、KOMPLETEで、ということもありますよね。
一つのプラグインインストゥルメントを購入するだけでたくさんの音を使うことができるから、お得です。
ただ、よく考えてみれば、、、
実際にマルチ音源のプラグインインストゥルメントを使おうと思ったら、同時にいくつものプラグインインストゥルメントと起動しないといけなくなります。
具体的に言えば、上記したドラム、ベース、ピアノ、オルガンを1曲の中で使おうと思ったら、4つのMIDIトラックを起ち上げて、各々のトラックにすべてKOMPLETEを挿す、ということになります。
プラグインは、DAW上のソフトみたいなものなので、挿せば挿すほどCPUやメモリを使ってプロジェクトが重くなります。
重くなるのはやっぱり避けたいですよね。
これを解消したのがマルチティンバーです。
マルチティンバーはプラグインインストゥルメント内のDAWみたいなもの
マルチティンバーは、プラグインインストゥルメント内に複数の楽器を設定して、まとめて出力できます。
あくまでプラグインインストゥルメントは一つしか起動していません。
MIDIトラックも一つです。
ドラム、ベース、ピアノ、オルガンといった楽器の音が一つのMIDIトラックから出力されます。
じゃあ、これらの音量バランスはどうするの、となります。
マルチティンバー機能のあるプラグインインストゥルメントには、ミキサー機能が搭載されています。
混乱しないように繰り返しますが、このミキサーを通過して、最終的には1つのMIDIトラックから出力されるのです。
マルチ音源のプラグインインストゥルメント以外のトラックもありますよね。
その状態で全体の音量バランスを取るときは、マルチティンバーのものはプラグインインストゥルメント内のミキサーで、それ以外はDAWのミキサーでバランスを取る、ということになります。
あとがき
次回は、実際のとこマルチティンバーは、、という話です。
パラアウトも話もちょっとするかもしれません