日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

源泉徴収票に対する疑問や不満

確定申告の時期が迫っているので、源泉徴収票をチェックしているフリーランスも多いことでしょう。

 

私は音楽関係のフリーランスですが、確定申告のやり方は記事にまとめていますので、ぜひ御覧ください。

 

famo-seca.com

 

ところで、私はかねてより、源泉徴収票に疑問と不満があります。

 

  1. わかりにくい
  2. 源泉徴収票という名前

 

まず1ですが、これはみんなうなずけるでしょう?

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支払金額(年収)が書いてあるのは良い。

 

給与所得控除後の金額もまあ良いけど、その計算方法はどこかに書くべきかと(裏とかね)。

 

その右隣りにある所得控除の額の合計。

これって、下に記載がある社会保険料控除、生命保険料控除などをたしても、計算が合わないでしょう?

これは、基礎控除とか配偶者控除とかが足されてないからです。

 

大切な書面ですよ。

多少分量が多くなっても、省略せずに記載すべきでしょ?

 

だいいち、全体の字の大きさやフォントなども、法律書か!と思うほど堅苦しくて読みにくい。

 

2に関しては、そのままです。

1に書いたように、記載すべき金額をすべて記載すると、結構な分量になります。

ただ、紙だとコストもすごいし、保管も大変。

だからこそ、データでしょう。

確定申告ですらデータで可能なんですよ。

データでもらう、という選択肢くらい作るべき。

 

ここでこそ、マイナンバーを活用しましょう!

 

それから3。

3はあんまり言っている人がいないんですが、私は非常に疑問です。

そもそも源泉徴収ってどういう意味か?

源泉徴収とは、年間の所得にかかる税金(所得税)を事業者が給与からあらかじめ差し引くことをいいます。

 はい、わかりました、、、が!

 

源泉徴収票はどんな目的で確認するのか。

それは、1年分の収入、控除額、納税額を知るためです。

もちろん源泉徴収はそれに含まれますが、一つの要素でしかない。

名前にするのはどうかと。

どちらかといえば、「年収報告書」の方がわかりやすくないですか?

 

源泉徴収票って難しそう・・・よく聞きます。

これを、「年収報告書」にすれば、イメージがつかみやすい。

ただでさえ日本では税金教育しないので、源泉というワードがわかりにくい。

源泉と年収、どちらの言葉がわかりやすいですか?

 

 

コロナ禍で、給付金や補助金、助成金などに税金が割り当てられています。

その配分に関して、各所から不満も出ています。

 

でも考えてみたら、コロナ禍でなくとも予算は毎年ガンガン使われているわけです。

その配分に普段から興味を持っていないと、国民から政治家にプレッシャーをかけられません。

 

自分たちが払った税金の使いみちなんて特に気にならない。

なんとなく適当につかっちゃって。

 

そう思う人は良いかもしれませんが、コロナ禍で経済的に大ダメージを受けている人も同じことが言えるでしょうか?

 

現代は特にアウトプットツールが多様に用意されているので、世論が政治に及ぼす影響は確実にあります。

 

税金のことや予算のこと、私たち自身が今よりもう少し興味を持って、

 

「なんでお金の教育を学校でやらないの?」

「源泉徴収票って、名前も中身もわかりにくすぎじゃないですか?」

 

と問い続ける先にしか変化はありません。

 

きっかけは、自分の払った税金の使いみちに興味を持つことです。

それは、自分がお金を出して買ったものが費用に見合った品質なのかどうかを気にするのと同じ理屈です。

全然難しいことじゃありません。

 

最強の税理士YouTuberである大河内さんも再三に渡ってそのことを訴えています。

 


お金に関わらない日はないのに、なぜお金の教育は義務教育にないのか?【お金の教養】

 

税理士、つまりお金のプロだから、説得力がバリッとあります。

こういった方がどんどん出てきてほしいと思います。