野原ひろしの「凡人のロールモデル」が消滅し、無理に成功者を目指す人が増えた 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.653|佐々木俊尚|note
いつもながら、納得感バリバリですね。
個人的な話になりますが、、、
私が大学を出て社会に放り込まれたときには、すでにバブルを崩壊後。
でも経済のことなんてあんまりわかっていなかったから、そのときの社会が自分の標準になりました。
バブル崩壊なんて言ったって、実際になにかモノが壊れるわけじゃないですしね。
もちろん、それまでも社会のことはなんとなく知っていたし、アルバイトという社会に半分だけ足を突っ込んだような立場からでも、ほんの少しだけ感じていた社会というものはありました。
実際には、その想像ともだいぶ違う社会だった、となんとなく感じた記憶があります。
私は、そんなときに社会に出たからなのか、周りには「上を目指してバリバリ」というタイプと「普通で満足」というタイプが混在していました。
この2タイプが衝突することもしばしば。
「1回しかない人生、勝負しなくてどうするんだ?」
という前者に対し、
「目の前にある確かな幸せを感じていたい」
という後者、といった感じでしょうか。
前者にとっては勝負の人生が幸せの構成要素なわけで、、、
つまり、なにから幸せを感じるのか、というのが変わっていった時代なのでしょう。
いや、変わっていったというより、後者のような人が加わった、というところでしょうかね。
記事に挙げられているサザエさんやクレヨンしんちゃんにあてはめれば、
サザエさんみたいんじゃ面白くない派と、
サザエさんみたいになれたら十分じゃん(そのくらい、あれは難しいよね)派
ですね。
記憶をたどれば、私も前者でした。
上を目指さずとも得られる幸せ、なんて発想すらなかったような、、、
今は、断然後者です。
でも前者は否定しない。そういう人もいて良いし、本音で尊敬しますよ。
強要してほしくはありませんが。