日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

デジタルとアナログ

文春オンライン『「差別ですよ」「それならもう携帯はいらない」ガラケーサービス終了に抗議する愛用者の「言い分」』に対するツッコミ - Togetter

 

差別というワードが強烈ですが、それはさておき、、、

そういえばアナログとデジタルの違いくらいちゃんと認識してほしい、と思いますよね。

 

まあ、昔の技術を表すなんとなくの表現としてアナログという用語を使うことはありますけど。

 

と思って妻になんとなく質問した回答が、

「昔のものがアナログでしょ?」

 

お前もかい!

違います!

 

ずっと昔からデジタルはデジタル、何年経ってもアナログはアナログです。

 

例えばCD。

いまやローテクですよね。昭和な匂いがする、という人もいます。

でも、CDはデジタルです。

ダウンロード、サブスク、何が流行っても「昔のもの」になっても、CD自体はデジタルです。

ちなみに、レコードがアナログ。

 

とりあえず、辞書的な意味をいえば、段階があるかどうか、ですね。

CDの例を用いれば、CDは1秒間を44100分割してその一つ一つをデータとして処理しています。

分割しているということは、段階があるということですよね。

分割数が多ければ多いほど無段階に近づく。

ハイレゾとは、この分割数が多い音源のことを指します。

 

一方レコードは、そんな段階なんてありません。

溝をほってあるだけ。

だから、情報量としてはもちろんアナログのほうが上です。

 

ただ、この段階って情報としての段階なので、扇風機の風量切り替えが段階的だからといって扇風機がデジタルとは言えません。

 

アナログの方が情報量が多いのに、なぜ現代ではいろんな物がデジタル化されるのか。

それは、管理が簡単だからです。

 

パソコン上でテキストに限らず、画像ファイルでも音声ファイルでも、なんでもコピペできるのは、デジタル、つまり情報に段階をつけ、それを数値で認識しているからです。

 

ただ、人間の視覚や聴覚も厳密に言えば無段階ではなく、認識できる限界があります。

その段階よりもこまかく分割したら、たとえ段階があっても無段階、つまりアナログと質は同じです。

 

アナログの質のままで、管理が簡単なデジタル、これが最強ですね。

 

でも実際、サブスクの音を聞いて、レコードとの音質差(違いじゃありませんよ)をちゃんと捉えられる人って少ないと思います。

だからこそ、サブスクは流行るわけですね。

差を感じないほどの質を実現している証拠です。

 

ともあれ、、、アナログとデジタルの説明って意外と難しいですね。