今日は金曜日ですね。
サブスクで音楽を聞いている人にとっては、金曜は新曲チェックの日になってませんか?
私が利用している音楽系サブスクはApple MusicとYou Tube musicですが、どちらにも複数の新曲プレイリストがあります。
そして、これらのプレイリストのほとんどが金曜日更新。
なぜでしょうか。
音楽アルバムはなぜ、金曜日発売になるのか | The New York Times | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
実は、7年前に国際レコード産業連盟(IFPI)でこういう決定がなされています。
記事から抜粋、要約すると
デジタル販売より前の時代は、地域によって発売日がずれていた
↓
そのため、待ちきれないファンがネットを使って海賊版を流布する可能性が大きい
↓
デジタルの場合、発売日をずらす必要がないため、同時配信により海賊版を減らす
要するに、海賊版防止です。
個人的には、金曜にそろっているのはチェックしやすいですね。
毎週金曜はリマインダーに登録しているので、「さて今週も良い曲はあるかな」なんて思います。
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ストリーミングは、音楽の聞き方を大きく変えましたが、そもそもネットで音楽を買える、聞けるというのが革命的でした。私はその端境期を鮮明に覚えています。
大きな影響を与えたのはApple、iTunesストアです。
iTuneストア以前にも、音楽をデジタルで聞くことはできましたが、それはCDからリッピングしたものを聞くという方法がほとんど。
それらデジタル音声ファイルは、ファイル共有ソフト等を通じて違法にやり取りされました。
これは、実は今でもできちゃいます。
でも、あんまり聞いたことがありません。
なぜなら、月1000円弱払って正規に音楽を楽しむほうがラクだからです。
これも、利便性と費用の問題で、1000円弱払って9000万曲もの曲を合法で聞けるならそのほうが良い、と考える人が多いからでしょう。
その利便性を最初に普及させたのがAppleのiTunesストアだと思っています。
パソコン上で音楽を検索、視聴、購入、iPodに転送して、音楽を持ち歩く。
当時のiPodは100GB以上のハードディスクを搭載していたので、ものすごい数の曲を持ち運べたのです。
ものすごいというのは、当時にしては、ということですよ。
何百曲という数でしたからね、夢のような技術でした。
この利便性があるのならば、海賊版をDLするより良い、となった人は多い。
結果、海賊版は減りました。
大衆は、そんなに馬鹿じゃないですよね。
無料のほうが常に良いのなら、iTunesストアが出てきたあとも海賊版ばっかり聞いていたでしょう。
そこに多少のお金をかけて得る利便性の方が上だ、という大衆の判断は健全だし間違ってないと思います。