私は以前から賛ワクチンです。
ただ、ワクチン接種は任意です。
これは、国が「ワクチンを打たない、という選択も認める」と言っていることと同じです。
集団免疫獲得ということからすれば、多少ワクチンを打っていない人がいても、全体としては良い方向に向かう、と言われています。
注射が本当に苦手、怖いという人だってなかにはいるでしょうしね。
強制ではなく任意にとどめておき、接種を促す、という方向のほうが平和的だと私は思います。
ルールが少ない状態で秩序が維持できるのが最も望ましいですもんね。
ルールにしちゃうと、例外や不測の事態に対応できない。
ただ、残念なのは反ワクチン派の意見の中身です。
5Gだの金属がひっつくなどという冗談にすらならない記事をシェア拡散する態度には、ため息しか出ません。
反対のためならなんでもする。
こういう理由があるから反対する、ではなく、反対することが最初から決まっていて、その理由を探しにいっている。
そのように見えるんですよね。
冒頭のブログ内。
「ワクチン接種された実験用のネズミが2年で全て死んだ」
実験用のネズミの寿命がそもそも2年程度ですから、ワクチンを接種した人間が100年で全て死んだといっているのに等しいことになります。
まさしくその通りです。
こんなの、ちょっと調べればすぐにわかることです。
反対すること自体が目的化しているのではないでしょうか。
◆
私たちが得ることのできる知識や情報は、そのほとんどが、自分の目で見て確かめたものではありません。
我々一般人には、ちゃんとした実験を見る機会もないし、そのデータや統計をどのようにとっているのかを知ることも難しい。
つまり、疑おうと思えばなんでも疑えちゃいます。
冒頭のブログ内にも、
- ファイザー社のワクチンの研究でネコが使用されたことはありません。
- これまでのワクチンで、不妊が起きたことはありません。
- mRNAワクチンが遺伝子に組み込まれる可能性はありません。
ということが書いてありますが、これらだって「全部ウソだ」と言っちゃうことだってできるわけです。
反ワクチン派からすれば、5Gだの金属がひっつくだの言っていることを、賛ワクチン派が「ウソだ」と決めつけているのと同じことだ、とでも言いたいのかもしれません。
ただ、それを言い出すと本当にキリがない。
結局私たちは、どの情報が真実っぽいのか、という判断能力を迫られることになります。
私は、どこの誰かわからない人が無責任に放っている情報よりも、もしそれが嘘だったら大きな責任を問われ、場合によっては罪にすらなる、という立場の人が発信する情報の方が正しそうだ、と判断しています。
冒頭の大臣のブログだって、今後ほぼ永遠に残り続けるのです。
もし情報に誤りがあったら、すいませんでした、では済まない。
本質とは全然関係ない誤字脱字ですらバンバン叩きまくるメディアにとては、ここぞとばかりにバッシングするでしょう。
そのリスクを背負って発信している情報です。
正しそうだと思いませんか?
ちなみに、、、
科学的根拠を否定しがちな人は、地球がまるいことも疑ってるんでしょうか・・・?