約１ヶ月が経過しました。
サムピックも色々試しましたが、最もお気に入りはこれです。
フラットピックはTHINを使っているのもあって、最初THINのサムピックを買ったのですが、あまりにも薄すぎてMEDIUMを試すと、ちょうど良い感じでした。
このサムピック、バンドの部分が自分で調整出来るのも良いのですが、最も良いのは、切込みが入っていることです。
つまり、ピックの部分がしなります。
サムピックは、親指の接地面が広く且つ固定されているので、弦にヒットしたときの反動を逃がすのが難しい。
だから、キレの良いカッティングの演奏には若干不向きだと思います。
それを改善するためにあるのがこの切れ込みで、ピックそのものをしならせることによって、反動を逃しています。
ピックそのものを薄くするのではなく、切込みを入れるというのは考えたものだ、と思いますね。
ただ、フラットピックでのカッティング時は、無意識にホールド力を微調整しているのに対し、このピックではそこまでの微調整はできません。
やっぱり、この感じに慣れるまで練習するしかないでしょう。
これは、新しいツールを使う上で想定内の壁です。
私にとっての明確な欠点は2つ。
一つは、持ち運びです。
これは、通常のサムピックと比べての話です。
通常のサムピックは、親指左の部分に隙間があり、そこに弦なんかを通せば、ギターヘッドに固定できます。
他にも、ベルトのバックルとかに固定している人もいますね。
TABのサムピックは、この隙間がありません。
持ち運びは結構苦労します。
フラットピックの5倍の金額なので、落としたくないですしね。
もう一つは、入手しやすさです。
ピックは消耗品です。
フラットピックは、だいたい10枚、時には20枚単位で購入します。
ところが、このサムピックは1つ500円。10個買ったら5000円です。
ちょっと高く感じますよね。
また、ダンロップやTerry Gouldのサムピックのように、その辺の楽器屋に売ってあるわけではありません。
ピックそのものには文句なしですが、持ち運びと入手しやすさに難あり、と思いました。
結局こうなると、メジャーなサムピックに慣れるのが最も合理的なのか、なんて思っています。
