大人がなりたい職業ランキング1位はライター、2位は? | マイナビニュース
このランキングって、「大人」も含んでいるところが面白いですね。
子供に聞いた、将来なりたい職業ランキングではありません。
年齢別人口分布を考えたら、このランキングの多くを占めるのは、既に仕事をしている人です。
さておき、、
あらためてランキングを見てみると・・
- Webライター
- 公務員
- 医師
- YouTuber
- 薬剤師
まあ、そんなに驚きの結果でもないし、時代を反映していると思います。
私が注目したのは、その理由です。
ここはあえて、職業ごとではなく理由だけを並べてみます。
- 在宅でできる
- 場所や時間を縛られることがない
- 文章を書くのが好き
- 不景気もなく給与も定年まで安定している
- 安定した給料、福利厚生が良い
- 休みが多い
- 残業代を頂ける
- 年収も高く社会的地位も高い
- やりがいがありそう
- 人の命を救える素敵な職業だから
- テレビドラマの影響
リストの中で、私が太青字にしたものがあります。
太青字のものとそれ以外の違いってわかりますか?
それは、職種に直接関係あるかどうか、です。
太青字以外は、職種ではなく、労働環境や優遇、収入が理由になっています。
ここにあげた理由だけではないと思いますが、太青字のほうが少ないですよね。
つまりこれは、何をやりたいかで職業を決める、という人が少ない、ということです。
顕著なのは4~7、これらはすべて、なりたい職業ランキング2位の公務員を選んだ人の理由です。
職種に関する理由は、見事に一つもありません。
当然かもしれません。
公務員は「職種」を指定していませんから。
(警察官、教師、役所の人、官僚・・・)
ランキングそのものにもまして、その理由を分析したら見えてくるものってあります。
今は、何になりたいかよりも、収入や安定、地位の方を優先する人のほうが多いということで、将来不安を示唆しているとみて良いでしょう。
個人的には、なりたい職種で職業を選べるような社会であってほしいな、と思いますが。
ちなみに、先日ある高校生と話す機会があり、将来なりたい職業は?と質問したところ、「地方公務員です」と回答。
これまた珍しい・・・(珍しいでしょう?)
理由を聞くと
「中学生のときに学校で行った職場体験で、市役所に魅了された」
とのこと。
これは健全、満点。
職場体験も侮れない・・・