日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

なりたい職業ランキング〜その理由を分析してみた

大人がなりたい職業ランキング1位はライター、2位は? | マイナビニュース

 

このランキングって、「大人」も含んでいるところが面白いですね。

子供に聞いた、将来なりたい職業ランキングではありません。

年齢別人口分布を考えたら、このランキングの多くを占めるのは、既に仕事をしている人です。

 

さておき、、

 

あらためてランキングを見てみると・・

  1. Webライター
  2. 公務員
  3. 医師
  4. YouTuber
  5. 薬剤師

まあ、そんなに驚きの結果でもないし、時代を反映していると思います。

 

私が注目したのは、その理由です。

ここはあえて、職業ごとではなく理由だけを並べてみます。

  1. 在宅でできる
  2. 場所や時間を縛られることがない
  3. 文章を書くのが好き
  4. 不景気もなく給与も定年まで安定している
  5. 安定した給料、福利厚生が良い
  6. 休みが多い
  7. 残業代を頂ける
  8. 年収も高く社会的地位も高い
  9. やりがいがありそう
  10. 人の命を救える素敵な職業だから
  11. テレビドラマの影響

リストの中で、私が太青字にしたものがあります。

太青字のものとそれ以外の違いってわかりますか?

 

それは、職種に直接関係あるかどうか、です。

太青字以外は、職種ではなく、労働環境や優遇、収入が理由になっています。

 

ここにあげた理由だけではないと思いますが、太青字のほうが少ないですよね。

つまりこれは、何をやりたいかで職業を決める、という人が少ない、ということです。

 

顕著なのは4~7、これらはすべて、なりたい職業ランキング2位の公務員を選んだ人の理由です。

職種に関する理由は、見事に一つもありません。

当然かもしれません。

公務員は「職種」を指定していませんから。

(警察官、教師、役所の人、官僚・・・)

 

ランキングそのものにもまして、その理由を分析したら見えてくるものってあります。

今は、何になりたいかよりも、収入や安定、地位の方を優先する人のほうが多いということで、将来不安を示唆しているとみて良いでしょう。

 

個人的には、なりたい職種で職業を選べるような社会であってほしいな、と思いますが。

 

ちなみに、先日ある高校生と話す機会があり、将来なりたい職業は?と質問したところ、「地方公務員です」と回答。

これまた珍しい・・・(珍しいでしょう?)

 

理由を聞くと

「中学生のときに学校で行った職場体験で、市役所に魅了された」

とのこと。

 

これは健全、満点。

職場体験も侮れない・・・