日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

多様性を認めろという不寛容〜それは多様性ではないですよ

「ソファの夫に妻が給仕」は女性差別か イケアの日本版CMに批判、広報「対応を協議中」: J-CAST ニュース

 

イケアのCMに批判の声 テレビ鑑賞する父娘に母が食事を運ぶ | キャリコネニュース

 

私は、こういう事態が続くとジェンダー差別はなくならないと思います。

ソファの夫に妻が給仕するのがだめ。

生物学的には男性と女性しかいないのだから、この状況を写そうとすると、どうしても男性か女性かどちらか立って、どちらかが座ってないと成り立ちません。

だったら、いっそのことこういう映像がダメ、ということになるんですかね?

 

ソファに座っている妻に夫が給仕したら、男女差別?

給仕しているのが黒人だったら、黒人差別・

ソファに座っているのが美人だったら、ルッキズム?

 

 

あるネット番組で、「男女差別はだめだ、と思っている人はみんなフェミニストです」という発言がありました。

そういう意味では私はフェミニストです。

 

ただ、なぜか「愛国者」という用語に本来の意味とは別の印象が足されるのと同じように、フェミニストにもなにかしら「男女差別をなくそう」以外の印象がたされるように思います。

こういうCMを非難しているのがフェミニストだ、というように。

もちろんそれは本来の意味ではないので、良くないと思います。

 

選択式夫婦別姓が盛んに議論されるようになった現代で、ドラえもんのポスターに「野比しずか」と書いてあるだけで炎上する、といった不寛容が生まれ、結局本来の多様性が広まらないのと同じです。

 

男性が座って女性が立ってたらだめなんじゃない。

そういう家庭もあってよいし、違う家庭もあってよい。

それが多様性です。

 

いい加減にこういうくだらない批判はやめましょう。

差別を少しでもなくしていくために。