事務作業って、ほとんどの人にとって面倒なことだと思います。
でも、やらなければいけない、しかも間違えてはいけない。
こういうのって、人がやるのに最も向いていないと思いませんか?
逆に言えば、パソコンで可能な限り自動化するのが望ましい。
私の知人が個人経営している店の事務作業を担当していて、使っているのがこれだそうです。
電卓を横において、書き書き・・・
複写式なので、それを従業員に給料明細として渡す。
税務関係報告のため、税理士さんにも渡す。
で、もう少し聞くと、税理士さんは紙でもらった資料をパソコンに入力するのだそうです。
もうね、、非生産的の嵐です。
電卓を使って紙に書くのならば、最初からエクセルで入力すれば良い。
税理士さんがパソコンに入力するのならば、最初からデータで渡したほうが双方にとって良い。
そして、これらにはほとんどコストがかかりません。
なぜこんな非生産的な業務が続くのか。
それは
「これまでこうやってやってきたから」
です。
そして、どうやって業務をすすめるか、という決定権が業務をする人にないから。
聞くところによると、知人が事務をする前は、事業主の奥さんが担当していて、その人のやり方がいまだに続いているそう。
夫婦経営で奥さんを事務に使うのと、雇用している人を使うのでは、人件費という意味でも全然違います。
それに、もっと効率的な方法があるのにわざわざ面倒な作業をするのって、精神的にもよくない。
紙のコスト、人件費、精神的負担をかけて業務が繰り返されるのって、もう救いがない。
でもこういう職場って結構あるんでしょうね。
こういう職場が多くあるうちは、日本の賃金って多分あがりません。
一人あたりのGDPなんてあがるはずがない。
今までやってきたから、という理由で業務指示を出すのは禁止にしたほうが良いんじゃないですかね?
これだけスピーディーな時代で、新しいやりかたを否定していたら、ものすごく遅れをとりますし、実際に遅れています。
国民民主党の玉木代表が、委員会質疑でiPadを持ち込んだらNGを出されたらしく、その理由が「前例がないから」だったそうです。
そりゃそうでしょ。
以前はなかったデバイスですからね。
この論理でいくと、新しく出たものはすべて前例がないからNGです。
大丈夫か、日本