いつでもどこでも、自身のファイルにアクセスできる。
すべてのファイルを共有可能。
これを実現する方法は、2つあると思います。
一つはクラウドストレージ、もう一つはNASです。
クラウドストレージの代表はDropbox、NAS代表は冒頭リンクのSynologyでしょうか。
2つとも、パソコン内のファイル管理ソフト(macならFinder)で操作できるので、非常に使い勝手が良い。
では、この2つの違いはなにか。
クラウドストレージは、ストレージ自体がクラウド上にあり、その家賃を払っているというイメージ。
一方NASはストレージを自分で購入、つまり分譲のようなものです。
借家か分譲か、という議論はとくにここ数年活発になっているイメージですが、クラウドストレージとNASも同様です。
どちらにも長所と短所があって、総合点は拮抗していると言って良いと思います。
単純に安いのは、NASです。クラウドストレージは月額なので、長期に渡って使う場合は、いつかNASの初期費用を超えます。
NASの方も、自前のストレージがいっぱいになったら買い直す必要がありますが、大した金額ではありませんし、ストレージがいっぱになるのはクラウドストレージも同じです。
ただ、クラウドストレージの方は、あくまで同期。
つまり、ファイルを開いたり作業したりするのはローカルで行われるので、作業はスムーズです。
NASは、ネットワークを介してNAS上のファイルやフォルダにアクセスするということなので、ローカルで作業したい場合はコピー(ダウンロード)してこなくてはいけません。
もしNASにあるままソフトを開くと、ネットワークに速度やストレージの種類(HDDかSSDかM.2か)によってパフォーマンスが著しく落ちることも考えられます。
値段で有利なNAS、使い勝手の良いクラウドストレージ。
結局どっちにしようか迷っています。
まあ、最終的にはどちらも使うことになると思いますけどね。