飲食店で会計を済ませたあとや、バスの降車時に、店員さんや運転手さんに向かって「ごちそうさまでした」「ありがとうございました」って言います?
私は必ず言います。
言うように心がけているということではなく、無意識のうちに言葉が出ます。
挨拶みたいなものですね。
商売では基本、お金を払う方がお金をもらう方の上より上の立場です。
ただ、それだけの基準で上下が決まるのは拝金主義で、日常生活では払う方ももらう方もお互いに感謝し合う、というのがもっともスムーズではないでしょうか。
さておき、、
お金を払うのに「ありがとうございました」と言われないところもあるかな、と考えていて思いついたところがありました。
病院です。
病院でのお決まりの言葉と言えば、「お大事に」ですね。
病院は病気を患った人が行くところ。
何かしらの欲を満たすためにいく店とは目的が違います。
とはいえ、数ある病院の中からその病院を選んだという事実や、その医療費が売上になる、という構造は飲食店などと同じです。
こう考えると、病院によっては「来院ありがとうございました」というところがあっても良さそうですが、記憶をたどってもそういった病院は思いつきません。
もし「ありがとうございました」と言う病院があったら、どんな印象を受けるのでしょうか。
商売臭くて信用ならない?
いや、私はむしろプラスの印象を受けると思うんですけどね。
そもそも医療費の一部が売上になるという意味では、商売ですので、商売臭さが多少出たって変じゃない。
実際に、ホームページなんかは、「ぜひ当院へ」「当院へおまかせ」みたいなワードは普通に書いてあり、飲食店等と変わらない宣伝広告をしています。
もちろん、その度合が過ぎると怪しみますが、それも飲食店などと同じじゃないですかね。
でも、診療後にありがとうございましたとは言わない。
なんか不思議です。