コード譜だけを書くなら、おそらく最強の譜面作成ソフトである、クローバー・コード・システムズ。
クローバーコードシステムズ | Clover Chord Systems
良いところは数々のサイトで紹介されていますが、上記記事で紹介した欠点もあります。
改めて書くと、
- 値段
- 連桁
- サブコード
- ショートカットのカスタマイズ
- 日本語メニュー
どれもまだ改善されていないようですが、最近気づいた欠点があります。
そして、これは上記よりも優先して改善してほしい。
なにかと言うと、、、
転調時の調号ナチュラル機能
です。
◆
楽曲にはKEY(=調)があります。
これは、1曲通して同じKEYのこともありますが、途中でKEYが変わることもあるのです。
そもそもKEYは、楽譜の最初にシャープやフラットを書いて示します。
途中でKEYが変わる場合は、そこにシャープやフラットを書き込みます。
例として、ある曲のKEYがGmだったとします。
KEY=Gmの場合は、フラットが2つ付きます。
この曲の途中で、KEY=Cに転調したとします。
KEY=Cは・・・
そう、シャープもフラットもひとつもつかないんです。
つまり、転調を示すことができません。
実際の譜面ではどうするかというと、
このように、これまでのフラットを打ち消す「ナチュラル」を書きます。
フィナーレを始めとした譜面作成ソフトには、この機能がありますが、クローバー・コード・システムズにはこれがありません。
これは困ります。
KEYは、楽曲の根幹ともいえる重要な概念です。
これが示せない楽譜は、機能として欠点がある、といわざるを得ません。
メーカーの方、ぜひ改善をお願いします。
ちなみに、いまのところは調号自体を「書かない」というやり方で運用しています