日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

clover chord systemsのコード名、エンハーモニックに一括変更

クローバーコードシステムズ | Clover Chord Systems

 

商業音楽では、音符(いわゆるおたまじゃくし)の楽譜よりもコード譜の方が使用頻度が高い。

でも、代表的な譜面作成ソフト(フィナーレ、シベリウスなど)では、コードよりも音符を書く方に注力されていて、コードのみをサクッと書く場合には使いにくいんですよね。

 

こういうこともあって、いまだにコード譜は手書きが結構あります。

 

手書きで事足りる、という人もいるでしょうけど、やっぱりデータの方が嬉しい。

管理が楽というのもありますが、転調や編曲が変わるときなどにコピペを始めとした機能が使えるのは大きいです。

 

そして、私の知る限りコードを書くのに最も適したソフトが、clover chord systemsです。

若干高いですが、買い切りなので、元は取れると思います。

 

さて、このclover chord systemsですが、まだ改善点が多いように思います。

少しずつ改善していってもらえばよいのですが、早急に改善してほしいのは、転調時のナチュラル記号。

 

例えば曲のKEYがBメジャーで、途中からDメジャーに変わる場合、Dメジャーに変わるところにDメジャーの調号(=♯2つ)を書けば、転調を示せます。

 

ところが、BメジャーからCメジャーに変わる場合、Cメジャーの調号は#もbもないので、転調した、ということが示せないのです。

 

一般的な譜面では、転調する直前でそれまでの調号のナチュラルを表記します。

Bメジャーなら、ナチュラルを5つですね。

こうすれば、Bメジャーじゃなくなりますよ、ということを示せます。

 

この表記は、あるKEYからCメジャー(もしくはAマイナー)に転調する際に必須なのですが、clover chord systemsにはこの機能がないんです。

 

はやく実装してほしいですね。

 

これとは別に、コードネームのエンハーモニック(=異名同音)にも対応してほしいと思います。

ただ、これは別のやり方でうまくいったので、紹介します。

 

例えばC#メジャーKEYで書いてあるコードネームをDbメジャーKEYでの表記に変えたい場合は、

  1. C#メジャーKEYを+1トランスポーズしてDメジャーKEYに変える
  2. これを-1トランスポーズする

こうすると、Db表記に変えられます。

 

エンハーモニックというコマンドメニューがあるのですが、これは音符に対する処理のようです。

せっかくコード譜に特化したソフトなので、コードネームのエンハーモニックも、このコマンドメニューでできるようにしてほしいですね。