日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

Sibeliusでコード譜を書こう〜その3〜

Sibeliusでコード譜を書こう〜その1〜

Sibeliusでコード譜を書こう〜その2〜

 

目次

 

テンプレートを活用したい

 

コード譜を書く機会が多い人は、いつも一線譜で1段に4小節という譜面が100小節くらい用意されている状態で始められると効率的です。

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いつも高音部譜表からは面倒・・・

そこで活用したいのがテンプレートですが・・・

 

譜面用紙のエクスポート機能は不十分

 

当然Sibeliusにはテンプレート作成の機能があります。

一線譜にして、1段の小節数を4小節にして、100小節くらい用意して、テンポ記号や音部記号、調号も書いてある上で、ファイルタブ→エクスポート→譜面用紙とたどれば、名前とカテゴリーを設定した上でテンプレートの完成です。

次回起動時には、クイックスタート画面に、作成したテンプレートが表示されます。

 

で、そのテンプレートで起動してみると・・・

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1段の小節数は反映されていないし、そもそも小節数が少ない。

 

これでは、今から小節数を増やして、改行をして、という作業を毎回しなくてはいけなくなり、かなり面倒です。

 

テンプレートはこうやって作る

 

では、もっと効率的なテンプレートの作り方です。

 

まずは、テンプレートとして保存したい譜面を作成します。

一線譜にして、1段を4小節の譜面を100小節くらいつくります。テンポや調号をつけておいたら便利です。

 

その譜面を、名前をつけて保存で適当な名前(chord_scoreとか)をつけてデスクトップに保存します。

 

デスクトップに保存したSibeliusファイルを

/Users/”ユーザー名”/Library/Application Support/Avid/Sibelius

にある「Manuscript paper」というフォルダ内にコピーします。

※”ユーザー名”のところは、コンピュータのユーザー名になります

※このライブラリはいわゆる「裏ライブラリ」というやつで、通常は表示されていません。

左上のリンゴマーク横の表示が「Finder」になっている状態で、その横にある「移動」をクリック、移動メニューが開いている状態でoptionキーを押すと、「ライブラリ」が現れます。これが「裏ライブラリ」で、起動ディスク直下にあるライブラリと中身もそっくりですが、別物です。

 

これで、改めてSIbeliusを起動すると、テンプレートの中に先程名前をつけた譜面があるはずです。

 

テンプレートを選んだ後、通常ならば拍子、テンポ、調号などを設定しますが、先程自分でつくったテンプレートの中にすでにあるのならば、ここは何も設定せずに作成しても問題ありません。

むしろ、その方が早いです。

 

スピードアップにテンプレートは必須

 

最初に自分用のテンプレートを作っておけば、作業開始は格段に早くなります。

商業音楽で使うコード譜には、そんなに多くのバリエーションはないと思いますし、いくつかあるのならば、上記方法でいくつか自分用のテンプレートを作っておけば良いだけですね。

 

次回は、コードのフォントやサイズ、譜面全体の表示を整えていきましょう。