昨夜は、ライブハウスに先輩のライブを見に行ってきました。
先輩にとってのそのバンドは、他メンバーから誘われて入ったバンドであり、他メンバーは先輩よりさらに年上、つまり、先輩はバンドメンバー内では一番下になります。
バンドをするにあたって、適材適所ってあります。
特にフロントメンバー、ことボーカルに至っては最重要です。
バンドのイメージを決定づけ、会場の空気を読み、作り、熱いものにする。
こういう役割が向いている人と向いていない人っています。
これは、あとから学ぶものとかじゃなくて、各々のタイプの話です。
私なんかは、こういう役目は全くできません。
そういう役目をしたいとも思いません。
昨夜の話に戻ると、昨夜のライブはそういった意味で、「適材」を「適所」においていない、と感じたライブでした。
パートとしては、先輩がボーカルで、フロントにいます。
盛り上げようとする雰囲気は、楽曲、MC、立ち振舞からも見て取れます。
私が書いた「適所」というのは、楽器パートのことではなく、そのバンドでのポジションのことです。
どこかで気を使っているのがわかるんですよね。
にじみ出るものです。
いや、もしかして先輩が自分で率いているバンドをこれまで何度も見たことがあるので、それと比較しての評価かもしれません。
初めて見る人には、そうは映らないかもしれない。
でも、知っている人間からすると、「もったいない」と思ってしまうんですよね。
私の先輩は、生粋のフロントボーカルタイプです。
なにかに気を使ってステージングするタイプではありません。
ボーカルでフロントにいるにはいますが、その良さが少し目減りしているように感じました。
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バンドって、学ぶことが多いです。
職業作家を目指している人でも、ライブを見に行くこと、できればライブをするという経験を積むことは、職業作家として人生設計するうえでも大いに役立つはずです。