日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

社内イベント

 
数日前の記事だが、自分がサラリーマン時代に同じような思いをしたので、共感できた。
 
社内で行われるイベント自体は、決して悪いものだとは思わない。
コミュニケーションが苦手だが、同僚や先輩と仲良くなりたいと思っている人も中にはいるはずで、そういう人にとっては、社内で行われるBBQや飲み会、レクリエーションといった行事は良いきっかけになるはずだ。
場合によってはそこに素敵な出会いがあり、恋愛や結婚に至る、ということもあるだろう。
イベント自体は、とくに問題はないと思う。
 
問題なのは、全員が参加しなければいけないという決まりだ。
いや、そういったきまりがはっきりとない場合も、参加するのが当たり前という風潮(空気)が明らかに漂っている場合も、結果同じことになる。
 
そして、こういう行事を開催するひとの考えに、「参加しない人は付き合いが悪い人」という考えがある場合は、よりタチが悪い。

 勝手に敬われる、ましてや強要は?

 
海外の詳しい事情はよく知らないが、少なくともここ日本では、年齢による縦社会構造がしっかりと根付いている。
結果、先輩が後輩に対して敬うことを強要しなくても、後輩が先輩を勝手に敬うという状況が多く見られる。
 
人は勝手に年を取るので、結果勝手に敬われるようになる。
望んでいないにも関わらず。
ただ年が上というだけで、だ。
 
ましてや、先輩の方の考え方が、後輩は先輩を尊敬するのが当たり前という場合は、それに抗える人は限りなく少ないのではないだろうか。
 
現状を打破するためには、上述した状況を考慮して、先輩のほうが後輩に対して、上から目線になってないか細心の注意を払うしかない。
そうしないかぎり、何度も書くが、勝手に敬われる。
 

強要する前に、自分を見つめなおす

 
それから、社内イベントに関しては、強要はNGだろう。
仕事の時間以外にコミュニケーションをとることにより、社内の団結力なり結束力なりを強めたい、と思う気持ちはわかるし、実際そういう効果も期待できないわけではない。
でも、だとしたらそれは強要ではなく、来たいと思われるイベントにし、同席したいと思われる先輩像を目指すべきだ。
経験豊かな人の話を聞きたい、という人は必ずいる。
そういう人は強要しなくても、逆に飲みに連れて行ってください、と言うに違いない。
経験豊かな人がそれを強要すると、せっかく話を聞きたいと思われていたのに、そこから遠ざかる、ということも充分に考えられる。
それに、そういう話を聞きたいとも思っていない人に無理やりそういった話をして、その人に響くかどうかは甚だ疑問だ。
 
何においても、強要が生むものは少ない。
自発的な行動をどうやって起こさせるか、を考えることのほうが、強要にエネルギーを使うよりも、遥かに有意義だと思う。