生命保険会社を敵に回すようですが、生命保険ってほとんどの人には必要がないのでは?と思います。
日本人は、フリーランスなら医療保険と年金保険、雇用されているひとならそれに加えて労働保険に加入している人が9割以上です。
いわゆる社会保険です。
日本の社会保険はかなり手厚い。
ちなみに、働いていない人(専業主婦、主夫など含)は、誰かの扶養内にいます。
これらの保険を使えば、それに加えて生命保険に入る必要がある人は少ないはずです。
高額療養費制度や遺族年金です。
この辺は、どれだけでもネットで情報を得られます。
結果、不要とわかっていても保険を解約しない(できない??)人っていますね。
そこにあるのは、保険屋さんが知人だとか、中身はさておき安心をほしいとか、ですね。
行動経済学じゃないですけど、人は合理的行動、判断するものではありません。
豊洲移転のときに流行った、安全と安心は違う、というのも同じです。
結局は、自分がどういう人間でいたいのか、ということになると思います。
感覚で判断するのか、数字や論理を重んじるのか。
私はと言えば、なんでもかんでも合理的に考えれば良いというものでもない、と思うものの、お金に関して言えばやはりどこまでも合理的に考えたい、という感じですかね。
知人の保険屋さんのことを思うと、解約を言い出しにくい。
わからなくもないですが、それと同じくらい保険屋さんはあなたのことを思ってくれているでしょうか。
解約を言い出しにくいことを正当化するために、保険屋さんの気持ちを都合の良いように想像していませんか?
もし本当にあなたのことを思ってくれている保険屋さんだったら、解約した後も良好な関係を続けられるはず。もし続かないのなら、お金を払ってくれるお客さん以上の感情はなかった、ということです。
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結局私は、生命保険を解約しました。
上に書いた例と同じく、保険屋さんは私の知人でした。
解約を伝えたらもちろん残念に思われていましたが、いろいろ考えた結果だったらその方がよいかも、と納得してくれました。
ちゃんとした人間関係は、お金に関係なく続くものです。
お金でつながる人間関係(もちろんそれもあって良い)と、それ以外でつながる人間関係はちゃんと切り分けたほうが良いと思います。