確定申告時期ですね。
私が愛用しているサービスはfreee、プランは有料最安のスターターですが、十分です。
freeeの使い方も人それぞれですが、お金を使うたびにまめに登録したり、対象のクレカ、銀行口座等の同期設定をしておけば、年度末の確定申告は驚くほどサクッと終わります。
トラブルがなければ、30分以内、気合入れれば10分で終わるかも。
さて、そのfreeeを使っている人から質問がありました。
同期残高と登録残高がずれているんだけど、これはどういう意味?よくないの?修正方法は?
これは、ブラウザのここに表示される金額についての質問です。
ぼかしがかかっていますが、人によってはこの登録残高と同期残高がずれているわけですね。
今回は、この辺を説明してみます。
目次
残高がずれている意味と理由
これはどういう意味かというと、自動同期を設定して対象口座の残高データを引っ張ってきているけれど、freee上で自動登録、手動登録した結果の残高と合致していない、という意味ですね。
なぜこんなことが起こるかと言うと、ほとんどの場合「事業とは無関係の入出金」が対象口座であった場合に、その登録をしていないからです。
対象口座を完全に事業用として使っている、つまりこの口座の入出金はすべて事業に関係あるものならばこういうことが起こりません。
しかし、プライベートの入出金と事業用の入出金がどちらもある口座を同期対象にしている人も多いはずです。
この場合、プライベートでの入出金は事業と関係ないので、登録そのものをしなくてよい、と思いがちです。
しかし、これだと残高がずれるのです。
残高がずれないようにするためには
では、残高がずれないようにするためにすることは一つです。
自動同期にしている口座の入出金に関して、すべての取引をfreeeに登録する、ということです。
事業用はもちろんですが、プライベートの入出金も事業者借、事業者貸で登録します。明細無視は使いません。
すでに残高がずれている場合は?
では、今後すべての入出金をちゃんと処理するとして、すでにずれている場合はどうすればよいか。
それは、ずれを解消するように事業者借、事業者貸を取引登録するのです。
freeeを使っている目的は確定申告のため、という人が多いと思います。
事業者借、事業者貸は、まとめて行ったところで確定申告には影響しません。
この作業はあくまでfreee上の残高を調整しているだけです。
ちなみに、本来はタイムラインをみてどこでずれていったのかを確認する方法もあります。
また、期首残高がそもそもずれていたらいくらまめに登録しても合いません。
期首残高も同様、期首日(個人事業主は1/1)に事業者借、事業者貸を使って帳尻を合わせます。
自動同期でない口座は?
自動同期でない口座の場合、実際の口座残高とfreeeの口座残高がそろっていなかったら、同様の処理をします。
繰り返しますが、すべての入出金を登録するのです。
例えば私の場合、Kyashというクレカを事業、プライベートどちらもに使ってますが、この口座は同期未対応。
だから手入力になりますが、プライベートの方の入出金もfreeeに登録すれば、freeeに表示されているKyash残高と実際のKyash残高がずれることはありません。
ちなみに、ポイントを残高にチャージした場合ももちろん同様、事業主借の取引登録をします。
面倒な人は、確定申告時期にまとめて
プライベートの入出金までいちいち取引登録するのが面倒、という人も多いはずです。
その場合は、ずれている金額をまとめて事業主借、事業主貸登録して調整します。
事業の入出金をすべて登録したうえで出てくる差額は、すべてプライベートな入出金によるもの、と考えるのです。
おわりに
確定申告時期になるといつも思いますが、これぞまさに普段のコツコツが効いてくる作業です。
freeeを使えば、手入力ですら1件10秒以内。
でも、これらを全くせずに確定申告時期に一気にしようとすると、3日全力でやっても終わらない、なんてことになるのです。
それが嫌なら、選択肢は3つ
- まめに帳簿をつける
- 事業用とプライベート用の口座を完全に分ける
- 税理士さんにやってもらう
私は1,自分にあった方法を選びましょう。