macの操作を早くするためには、ショートカットの使いこなしが肝になります。
Windowsに比べ修飾キーが多いので、ショートカット寄りの作りになっていると考えて良いでしょう。
一般的なショートカットはネット上にたくさん紹介してあるので、そちらを参考にしてもらうとして、私の周りではあまり使っている人がいないけど、これを使わないなんてありえない、というショートカットを一つ紹介します。
それは、
「次のウィンドウを操作対象にする」
です。
ほとんどのソフトは、ウィンドウを複数開くことができます。
同じ画面を複製することもあれば、表示内容の違いにより複数のウィンドウを開いている、ということもありますね。
これらのウィンドウを行き来するときって、どうやって操作しますか?
対象ウィンドウのどこかをクリックする。
確かにその方法だとうまくいきますが、ウィンドウの数がたくさんになると、操作したいウィンドウ同士が重なり合って見えません。
そのときにこのショートカットを使います。
ところが、デフォルトではこのショートカットが
「⌘+`」
となっています。
「`」はバッククオートというやつで、@と同じキーをshiftと同時に押せば入力できる。
つまり、
「⌘+shift+@」
です。
同じソフト内でのウィンドウ切り替えなんてむちゃくちゃ使うのに、このショートカットは恐ろしく使いにくい。
ということでカスタマイズ。
カスタマイズはシステム環境設定のキーボード、ショートカットタブで行います。
ここにあるように、私は「option+tab」を割り当てています。
なぜこんなショートカットにしたのか。
それは、ソフトの切り替えショートカットと類似性をもたせるためです。
ソフトの切り替えは「⌘+tab」です。
⌘を押しながらtabを連打して目的のソフトを対象に、さらにoptionを押しながらtabキーを連打して目的のウィンドウに、という流れです。
このショートカットは、毎日使わないことはない、というくらい多用しているものです。
ちなみに、Finderやブラウザはタブ表示に対応していますが、その切り替えは「control+tab」がデフォルトで、こちらはデフォルトの状態で類似性が保たれていますね。
- ソフト切り替え:⌘+tab
- ウィンドウ切り替え:option+tab(カスタマイズ)
- タブ切り替え:control+tab
ブラウザはタブ表示が便利ですが、Finderは複数のウィンドウを同時に見ながら操作することが多いので、どちらかと言えばタブ表示よりも複数ウィンドウを表示させることのほうが多いですね。
また、私の専門である音楽ソフト、DAWでも、ソフト内で複数のウィンドウを起ち上げるのは日常茶飯事ですので、これまたoption+tabを多用します。
使っていない方はぜひご利用ください。