江田「所得1億円超の人の株運用利益に30%を課税する」
— S (@BLTplz) October 28, 2021
反町「低中所得者が積立てるNISAにも?」
江田「同じように課税する」
三浦「民主党時代からの“貯蓄から投資へ”は何だった?所得税が引かれた後のお金で運用した儲けに課税するのは投資のインセにならない。立憲のやることは懲罰的だ」
面白い。 pic.twitter.com/LPGzKo9Sxb
景気がちっともよくならないこの国で、将来に不安を覚えるのは当然。
だから、財布の紐を固くし、お金を使わず貯蓄。
結果、経済はもっと悪化する。
この悪循環がずっと続いているのが日本です。
経済においてのお金は、人間の血液に例えられます。
血液は、いくら血液そのものが問題なくても、体中をめぐらないと健康を損ないます。
お金がいくらあっても、それを人々が使って回らないと、景気がよくならないのです。
貯蓄はまさにお金の動きがとまるのと同じです。
厳密に言えば、銀行があずかっているお金を運用しているので、完全にとまっているわけではありません。
ただ、銀行預金は1000万までの元本保証があるので、ノーリスク。
リスクとリターンは不可分なので、リターンもほとんどありません。
銀行預金口座に数円だけ利息が入金されているのを見たらわかりますよね。
その打開策が投資です。
NISA、つみたてNISAはそれぞれ年間120万、40万までの運用益が非課税です。ちなみに、通常は20%で、多くの人の所得税率より上です。
投資にはリスクがあります。
ただし、つみたてNISAは金融庁が選んだ投資用品しか選択肢になく、比較的優良な金融商品がラインナップされているので、リスクは低い。
そして、投資はお金が回るんです。
貯蓄は上記したように、お金の動きがとまります。
一方、投資はお金を動かす行為にほかなりません。
株式会社は、投資家から預かったお金をつかってより大きな利益をあげようと企業努力をし、それがかなったら投資家に還元する。
貯蓄から投資へ。
そもそも貯蓄と投資は、お金の動きという面では正反対なんです。
景気回復のためには、たくさんの人に投資をしてもらってお金が回るようになる必要があります。
NISAはそれを後押しするための制度です。
街で買い物をしても旅行に行っても、とにかくなんにでも税金がかかります。
消費税、酒税、ガソリン税。
だからこそ、非課税で運用できるというNISAは魅力的で、開設口座数ものびまくっているのです。
景気回復に大きな影響があるNISA、これに課税するなんてとんでもない。
税制は国のメッセージです。
繰り返しになりますが、投資に非課税枠を作ったのは、国が国民に投資を促している、ということです。
逆に言えば、NISAにも課税するということは、国としては投資はするな、将来不安は貯蓄で、と言っているようなものです。
それはつまり、国の血液を止めろ、ということです。
これでどうやって景気回復するのでしょうか。