DAWを扱う人にとって、プラグインの管理は大変です。
ところが、最近はこの管理が非常に楽になってきました。
以前はプラグインのインストーラーを落としてきてインストール、するとDAWで使えるようになる、といった具合でした。
今はというと、メーカーごとにプラグインを一括管理できるハブみたいなソフトがあるのです。
最初にこのハブソフトをインストールしてログインしてしまえば、そのソフト上でインストールしたいソフトを選択するだけで、プラグインのインストールまで終わります。
大容量のサンプルが収録されているような音源の場合は、インストールするだけでも大変です。
しかも、全部インストールしたって、実際に使わないものもいっぱいあります。
そういうとき、ハブのソフトで自分が使いたいものだけを選択するだけで良い。
ちなみに、使わなくなったらアンインストールも同ソフトから可能。
つまり、プラグインのクラウド化です。
使うものだけオフライン化、といったところ。
複数のパソコンでDAWを使う人も多いと思いますが、ハブソフトさえいれてしまえば、そのプラグインがインストールされているか(されていないか)をひと目で確認できます。
メーカーによっては、そこで新しいプラグイン購入もできます。
素晴らしいですね。
一昔前までは、いわゆる「クラック」という違法ソフトが流行っていましたが、正規購入で得られるこの利便性があれば、クラックも減るのでは、と思います。
それはまるで、違法ダウンロードが蔓延るなか、iTunesという便利すぎる音楽サービスを提供することによって、違法ダウンロードよりも利便性を選択した人が増えた、という現象に似ています。
やっぱり人は、利便性にはお金を使うものですね。