炭水化物を抜いている。
きっかけはある本を読んでからだが、それをきっかけに抜いてみたら、体調は良くなるし、体重も良い感じに落ち着いたし、良いことずくめなので、引き続き抜いているところだ。
炭水化物を欲するのも一つの中毒のようなものなので、炭水化物の無い生活に慣れてしまえば、なんてことはない。
さて、、
炭水化物を抜いている、と言ったら結構よくある反応に、
「それは実は健康によくないよ」
「知り合い(または自分)に栄養学やっている人がいるけど、炭水化物抜きってよくないらしいよ」
といったものがある。
(もちろん、こちらから質問したわけではない)
気にかけてくれているのかどうかわからないが、正直うんざりする。
炭水化物を抜いて、それが体に良いかどうか、なんてわかるわけない。ネット上でも書籍でも、推進、否定どちらの意見もあるので、総合すれば「わからない」のだ。
というより、自分は「人に因る」と考えている。
人間の体は非常に複雑だ。指紋ひとつとっても、同じ人は2人といないのだから、どんな食事が良いか悪いかなんて、相当に個人差がありそうなのは想像に難くない。
自分は理屈型なので、炭水化物を抜き続けるにあたって、
・炭水化物抜き推進派
・炭水化物抜き否定派
の本を、それぞれ5冊ずつ読んだ。
それをふまえた上で、炭水化物を抜き続けている。
計10冊の本を読んだから、自分が正しいと言っているわけではないし、同じ10冊を読んでも、否定的な考えに落ち着く人もいるだろう。
それで良いと思う。
問題は、それを強要したり一般化したりしないことだ。
自分の場合は、質問されたら答えるものの、積極的に炭水化物抜きを人にすすめたりはしない。なぜなら、すすめたところで責任は持てないし、保証もないし、実際にその人に効くかどうかなんてわからないからだ。
他にもこういった類のことはたくさんある。
以前勤めていた会社を辞めるときに、同僚から
「辞めないほうがよいよ」
と言われた。
(辞めないでほしい、では決してない)
失礼な話だ。会社を辞めるのは、個人差はあるとはいえ、やはり大きな転機なので、しっかりと考えた結果の結論だったが、こういったことを言われると、「なんでそんなこと言えるのか、根拠を示せ」と言いたくなる。
会社を辞める理由、その背景、その後のこと、、、、全て把握し、それを総合的に捉え、かつ一般的統計に照らしあわせた上でこういった発言をするのは筋も通っているが、もちろんそんなわけはない。
(第一、人が人を完全に把握するなんてことはできるわけがない、たとえ血がつながっていたとしても不可能だ)
発言には責任が生じる。辞めないほうがよいというアドバイスを鵜呑みに、そのまま勤続してストレスが溜まった時に、その責任はとれるのだろうか。
自分の場合は同僚だったので問題無いが、これに上下関係が絡むと、より大きな問題に発展するのも簡単に予想できる。
他人への強要はダメです。強要と受け取られる可能性のある発言もダメです。
だから、このブログを読んで、「なんか自分とは違うな、、」と思う人がいたら、それで良いのです。
自分で考えることがまず大事ですね。