前回の記事でショートカットのことに触れました。
今回は、前回の記事で紹介した機能へのショートカットも含めた、かならずおさえておくべきショートカットを紹介します
目次
ショートカットはカスマイズできる
今回の対象となっているDAWソフトは、全てショートカットのカスタマイズが可能です。
最初から割当てられているショートカットキーを変更することもできるし、割り当てられていない機能に新たにショートカットを割り当てることもできます。
自分でカスタマイズしたショートカットーキーをファイルとしてエクスポートし、別のパソコンにインストールされているDAWソフトにインポートすることも可能です。
最後発であるStudio Oneに至っては、ショートカットのプリセットとして、「Cubase風」とか「Logic風」とかを選べます。
ちなみに、以前紹介したPro Toolsでは、ショートカットのカスタマイズができません。
これは、世界中どこにいっても、全く同じショートカットで使える、という点を重視しているからです。
ショートカットキーが固定ということは、キーボードにその機能や割当を書くこともできるということで、Pro Tools用のキーボードもあります。
ショートカットキーのファイルエクスポート、インポートの活用
Pro Tools以外のショートカットは、たいてい自分用にカスタマイズします。
パソコンを2台持ちしていて、どちらにもDAWソフトがインストールされている場合や、友人のDAWソフトを触るときには、ショートカットが違うので操作に戸惑います。
そういうときのために、自分のショートカットキーをファイルエクスポートして常に持ち歩きます。
持ち歩き方は様々で、USBメモリに入れている人もいれば、クラウドに保存している人もいます。
これで、操作には困りませんが、注意が必要です。
2台持ちでショートカットをプリインストールの状態から上書きするのは問題ありませんが、友人のDAWソフトで自分のショートカットキーを上書きすると、もとのショートカットキーが使えなくなります。
用心深い人で、ショートカットキーのファイルを別でちゃんと持っている人ばかりではありません。
プリインストールのまま、という人も少ない。
そのため、自分所有でないパソコンのショートカットキーをファイルインポートで上書きする場合は、その前に現時点でのショートカットキーをファイルエクスポートしてデスクトップなどのわかりやすい場所に保存しておきましょう。
そして、自分が使い終わったら、上で保存したショートカットキーのファイルを再度インポートしてもとに戻してあげます。
これをしてなくてトラブルになることは結構あるので注意してください。
あとがき
音楽だって、気遣いは大切です。
立つ鳥跡を濁さず、ですね。